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意外な原因で適応障害を患う|精神的にドンドン追いつめられる恐怖

ストレスに負けないのが鍵

ナース

引き金となるのはストレス

適応障害は、主にストレスが発端となり引き起こされることが多いものです。ストレスを感じる事柄は人によって異なるものです。しかし、適応障害の人にとっては、生活の変化や特定の出来事がとても重大なものであり、それにストレスを抱くようになると普段の生活を送るのが困難となってしまうのです。日常を送るにあたって、抑うつ気分や異様なまでの不安感、心配を抱くようになり、ネガティブな方向へと塞ぎ込んでしまうのも適応障害の特徴の一つです。また、神経が過敏になることもあり、通常なら気にならないことが気にかかり、他人の目にも敏感になります。それにより、周囲からどう思われているのかをしきりに気にするようになり、行動面の症状も顕著となってきます。原因がストレスによるものであることが多いため、ストレスを感じる状況や出来事から離れると症状は改善していくことが多いです。しかしストレスを取り除けない状況が続くと、症状は悪化する一方です。症状の悪化や慢性化を防ぐためにも、信頼のおける医師の元で治療を行うことが重要なポイントとなってきます。

ストレスに負けない心身を

適応障害の治療では、主にストレス因の除去を重点的に行っていきます。このストレス因の除去は、本人を取り巻く環境を整えていくことから始めます。しかし、ストレスの原因が身近な家族の存在であったりすると、本人から切り離すのはなかなか難しいものです。このようにストレス因を完全に除去することが難しい場合は、他の治療も併せて行っていきます。その一つに、ストレスに対する適応力を高めるという手段があります。これは本人が何に対してストレスを抱くのかを明らかにした上で、そのストレスに対してどう対処していくのかを提示していく方法です。このカウンセリング法は認知行動療法とも呼ばれ、ストレスに負けない心身を作っていくにはとても有効な方法です。ストレス因の除去や、適応力を高める方法であまり効果が得られないこともあります。そういった場合は、薬物療法を行っていきます。適応障害は、その特徴から不眠やうつ状態を引き起こすこともあります。このような情緒面の症状に対しては、薬物療法が有効です。しかし、薬物療法はあくまでも症状を抑えるためのものでしかありません。適応障害を根本的に治療していくには、環境を整え、しっかりとカウンセリングを行っていくことが重要です。